子どもに関わる福祉現場での仕事内容と魅力

子どもに関する福祉にかかわる仕事の中で最も多いのが保育士です。その中でも、最も多くの保育士が働く職場が保育所です。保育所は、保護者が仕事や介護などで「保育に欠ける」子どもたちを、保護者の代わりになって保育をするところです。0歳の乳児から就学前までの子どもたちを保育施設で預かり、子どもたちの生活や遊びを見守ります。

保育所では、食事や睡眠などの基本的生活習慣を保護者とともに身につけることや、遊びを通じて社会性を養い創造性や情緒の発達を促すなど、成長段階に応じた活動や言葉がけを行うことが保育所現場での仕事内容となります。日中の保育だけでなく、保護者たちのニーズに合わせて、障害児保育や病児保育、早朝・延長保育、夜間保育などのサービスも提供しているところが多いです。

子どもに関する福祉の職場は保育所以外にも、乳児院や児童養護施設、障害児施設などがあります。子どもの世話をする保護者がいない場合や、虐待などがあり良好な環境の下で育てられない子どもが入所して、世話や保育をするのが乳児院や児童養護施設です。障害児施設は障害のある子ども達が、専門的な知識や経験のある保育士や専門スタッフのもと、設備のある場所に入所や通院をし、成長発達をサポートし、見守っていく施設です。子どもに関する福祉の仕事内容は、子どもたちを見守り成長発達のサポートをすることなので、子どもや障害についての専門的な知識が必要になります。しかし、子どもが好きな人にって、子どもの笑顔を見たり成長していく姿を見ることは、何よりも魅力になることでしょう。